令和元年度の確定申告を完了しました

令和元年の5月1日の開業から12月31日までの初年度の総決算?をまとめ、自営業者としては初の確定申告をe-Taxを通じて申告手続きを完了しました。

マイナンバーカードを準備したものの、当初はID・パスワード方式による電子申告を予定していたのですが、ICカードリーダーが思いのほか安価で準備できることが解ったので、挑戦してみることにしました。

国税庁が整備している「確定申告コーナ」は以前から利用しているので勝手は理解していましたが、購入したカードリーダをPCに接続してから、電子申告手続きに至るまでの「公的個人認証の儀式」が、なんとも人間的ではないので、PCを使う機会が多くない納税者にとっては、非常に敷居が高いだろうなと感じました。

インターネットで帳簿の付け方を調べる事ができなかったら、私もこんなにスムーズに納税手続きにたどり着く事はなく、最寄りの青色申告会に何度も足を運ぶことになっていたとは容易に想像できます。
そういう納税者の皆さんに頼りにされているのが、各地域にある青色申告会だったりする事も理解できたりします。

さて、いざ送信準備・・・の場面では、マイナンバーカードを準備してから結構な月日が経過してしまっており、マイナンバーカードに記録されている、自分自身で設定した4桁の暗証番号やら認証用IDを探すところから右往左往がはじまりました。

ようやく入手時の記録メモを探しあてて、PCの前にもどり、画面に無機質に要求される、暗証番号だったり、認証IDを入力します。

にたような工程が何度か繰り返されますので、4桁の番号を入れるべき時に認証用IDをいれてしまって、あと3階でカードがロックされます・・・的なメッセージに冷や汗を掻いたりで、緊張する手続きでした。

感想

電子申告の場合は一部の証明書類を添付を省略して保管義務を負う事で済ます事が可能になりますので、この時期に税務署に出向く事を省略する事は、このごろのCOVID-19(コロナウィルス)感染への防衛にもなり、メリットの一つなのかもしれません。

手続きを通して、カードを使って申告する場面になったとき、それまでの、確定申告コーナーの世界観とはあまりにかけ離れた世界にみえてしまい、今自分がどこまで進んでいるのか、立ち位置を見失ってしまうような感覚があり、この辺はそれぞれのシステムをつなぎ合わせる点で、 大いに 改善の余地がある手続きだと感じました。

零細自営業者の皆さんにe-Taxを推進するなら、もっとわかりやすい手続きに改善を継続していく必要がありそうだと思いますが、まだまだ、技術適用の方向性が人間世界の感覚とズレのある感じが否めませんでした。

使い易く、簡単を求めると、考える必要もなくなり、それが「便利」なのかと問われると、我子供たちの様子を見ては、決してそうではない・・・と考えたい領域もあり、自己矛盾は興味の方向性でしょうか・・・笑

ともあれ、消費税法改正に伴って予定されている、2023年10月1日から始まるインボイス制度の存在も知ることになりましたので、「自営業は自衛業」として認識して、井の中の蛙にならず、時代変化に対応しなければならないことを改めて自覚しました。

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